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彼氏彼女の事情

「彼氏彼女の事情」が怖い鬱作品と言われる理由は? 庵野秀明はなぜこの作品を選んだのか?

           

           

↓↓導入文

『彼氏彼女の事情』が怖い鬱作品と言われる理由は?

↓↓庵野秀明はなぜこの作品 を選んだのか?

           

           

           

『彼氏彼女の事情』が怖い鬱作品と言われる理由は、
登場人物の心の闇、コンプレックスやトラウマです。

庵野秀明はなぜこの作品を選んだのか
・『エヴァ』で集まったスタッフを留めておく為に急遽立ち上げられた企画だった。
・深く心理的現実に迫った作品だった。
・庵野監督の作風・演出そのものが【彼氏彼女の事情】の内容に合っていた。

           

           

           

「彼氏彼女の事情」
・怖い鬱作品と言われる理由は?
・庵野秀明はなぜこの作品 を選んだのか?
の謎を解明します。

こんな なぜなんだろう はありませんか?

こんな なぜなんだろう その1
「彼氏彼女の事情」はなんで怖い鬱作品と言われるんだろう?

こんな なぜなんだろう その2
庵野秀明はなぜこの作品を選んだんだろう?

確かに
少女漫画が怖い鬱作品と言われてたり
エヴァンゲリオンの監督が 少女漫画を アニメ化するって謎ですよね

そこで、調べてみました。

この記事でわかること
結論(こんな なぜなんだろう 1 に対する答え)
『彼氏彼女の事情』が怖い鬱作品と言われる理由は、
登場人物の心の闇、コンプレックスやトラウマです。

結論(こんな なぜなんだろう 2 に対する答え)
庵野秀明はなぜこの作品を選んだのか
・『エヴァ』で集まったスタッフを留めておく為に急遽立ち上げられた企画だった。
・深く心理的現実に迫った作品だった。
・庵野監督の作風・演出そのものが【彼氏彼女の事情】の内容に合っていた。

詳しくご紹介します。

           

結論の詳細 1

有馬総一郎の心の闇が原因で、
『彼氏彼女の事情』は怖い鬱作品と評価されています。
『彼氏彼女の事情』が怖い鬱作品と言われる2つ目の理由は、
登場人物のコンプレックスやトラウマです。
『彼氏彼女の事情』のキャラクターはいつも笑顔を振りまいているものの、
心の中にコンプレックスやトラウマを抱えています。
芝姫つばさは男性に強い不信感を抱いており、
主人公の宮沢雪野は自身の虚栄心に頭を抱えています。
https://bibi-star.jp/posts/32938

           

宗教学者の大田俊寛は、
精神科医ジュディス・ハーマンの『心的外傷と回復』の記述に照らしても、
本作品は、
「幼児虐待を受けた主体が
成長の過程で
どのような人格を身に付け、
どのような契機で回復しうるか
ということを見事に描き出している」
と評し、
ほとんど想像力だけで
これほど深く心理的現実に迫った
作者の想像力を称賛している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E6%B0%8F%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%83%85#cite_note-2

           

           

結論の詳細 2

「彼氏彼女の事情」
庵野秀明はなぜこの作品 を選んだのか?

鶴巻和哉監督による新作アニメ(後に『フリクリ』として発表される)
の企画が難航して制作に入れず、
『エヴァ』で集まったスタッフを留めておく為に急遽立ち上げられた企画である。
そのためオリジナル企画を立ち上げる時間的余裕がなく、
庵野監督としては初となるマンガ原作付きの監督作品となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E6%B0%8F%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%83%85#cite_note-2

           

庵野監督の作風・演出そのものが【彼氏彼女の事情】の内容に合っていた

【彼氏彼女の事情】という漫画の内容についてざっくり説明すると、
まあタイトル通り作中に次々登場する
「彼氏」と「彼女」たちの抱える事情・内情を
あらゆるエピソードとともに徐々にひも解いていくというもの。

この「事情」というのがまた、
登場人物それぞれに、まあ本当にいろいろとあるわけで。

例えば思春期・青年期の若者によくありがちな
自意識、あるいは他者意識の過剰性により生じる
選民意識(これは主にヒロイン・雪野の話)、
もしくは劣等感・鬱感(つばさ・まほさんあたり)
のような、
いわば学園ものによくある日常的な感情であったり。

一方で、本作のヒーロー有馬くんの抱える
過去の記憶(虐待・ネグレクト・暴力etc…)や、
キーパーソン浅葉が
家族(主に父親)から受け続けていた精神的虐待などなど、
とことんダークな部類まで、
深層心理から家庭問題まで
各々の隠し持っている”事情”が
本当に幅広く描かれます。

要は、カレカノは少女漫画作品にありがちな
甘い空気感・雰囲気みたいなものがほとんど目につかず、
逆にいえば恋愛系漫画(もちろん作品によるが)では
若干隠されがちな
大人の汚い部分や、世の中に存在する暗い部分、黒い事情
みたいなところが
結構強調されがちな作品といえるわけです。

カレカノ特有のこの独特の空気感は、
庵野監督作品特有の
人間のエゴを精彩に暴き出すような心理描写や
どこか幾何学的な演出に
ものすごく”マッチしていた”のです。
https://annemonne.com/karesikanojyonojijyo-14/

           

『エヴァ』と『カレカノ』には、
他者に“認められる”自分、
“母親”といったキーワードなど、
共通点も感じられる。

 『エヴァ』ではシンジの母親であり、
ゲンドウの妻であるユイ
の存在が物語のキーポイントだ。
一方『カレカノ』では
有馬の母親にも強いインパクトはあるが、
何より雪野自身が母親になる。
有馬が立ち直る過程で、
雪野は有馬の子どもを身ごもる。
愛していながらも
雪野を傷つけることが目的で
行った行為ゆえの妊娠だったために、
有馬は悩むが、
「絶対にこの子を幸せにしなければ」
と悟る。

“母親”となった雪野の存在は、
有馬の心を救い、幸せに導いた。
『エヴァ』もまた、
「ユイ」の愛を知ることがキーワードだったとしたら
と思うが、
これは少しこじつけが過ぎるだろうか。
https://realsound.jp/book/2021/04/post-742776_2.html

           

〜まとめ
結論を簡単におさらい

『彼氏彼女の事情』が怖い鬱作品と言われる理由は、
登場人物の心の闇、コンプレックスやトラウマです。

・深く心理的現実に迫った作品だ。
・庵野監督の作風・演出そのものが【彼氏彼女の事情】の内容に合っていた。


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